ポトスライムの舟

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読了:2/11
文藝春秋をお母様が買ってきておったし、今日の読売新聞で受賞者の対談が載っていたので
せっかくだから読むかーと思ってサクッと読んだ。
 
まあなんつーかカラマーゾフの兄弟と同じような感想です。
「賞を取れるのはすごい、でも別に普通じゃないかこれ?」
みたいな。内容のセンセーショナルさなんてものはまったくない。
ただそれだからこそ「純文学」としての価値があるのだろうし、
主役となる登場人物とは違った境遇の人間から見れば
それだけで十分に面白い娯楽になるので、そんなことを気にするのは野暮で下品なことなんだろうけど。
 
あ、ぼくお得意の萌え読みをするなら
やはり「東大寺戒壇院の広目天をこよなく愛し、
 あるいは動植物図鑑のヤドクガエルの項目をじっと見つめる
 大人にとってまったく手のかからない幼女(幼稚園児)」が一押しでございます。
しかも砂糖もミルクも入れずに紅茶飲みやがるし。
好みにドンピシャとまでは行かないまでも逸材ですよ。
 
まったくかんけいないんですがこの人の作品に「君は永遠にそいつらより若い」ってのがあるらしいんですが
タイトル買いしそーです。
月は無慈悲な夜の女王」とか「冷たい校舎の時は止まる」とかそんなかんじ。いや意味がわからんな