タイタスクロウの帰還

タイタス・クロウの帰還―タイタス・クロウ・サーガ (創元推理文庫)

タイタス・クロウの帰還―タイタス・クロウ・サーガ (創元推理文庫)

読了:1/25
 
クトゥルフ神話
○超☆クトゥルフ神話
 
タイタスクロウがひどいことになった本作ですがもっと重要なのは
「絶世の美女ティアニアを振り切ってド・マリニーと冒険したがるタイタスクロウ」という耽美要素です。
「不思議な繋がりがあるようだ」と評され、事実二人は(霊能力などにあまりかかわりの無い)謎のテレパスにより繋がっており、
「アンリ!」「クロウ!」と呼び合う――うん、お前ら怪異とは関係なく正気度低い。
 
あとティアニアよりはクティーラのほうが露骨に気になるというかクティーラに恋しているかもしれない僕。
クトゥルフ卓上総合スレでも同じような意見が飛び交っていてとても嬉しい反面ライバルを呪い殺す必要があると感じ――。
少し脇道に逸れすぎたようだ。話を戻そう。
 
以下限りなく本編ネタバレ感想。
 
旧神の側に立った、というよりは旧神そのものになりつつあるタイタス・クロウさんが誕生したのですが
「CCDは力に溺れた旧神の成れの果て(要約)」というクタニド神の言を信じるのであれば
それはつまり同じ方法論で「CCDの作り出したタイタス・クロウ(仮)」も存在しうることに他なりません。
次作以降にそんなものが出てくるのかどうか気になるところ――
 
とはいいつつも、実際のところ「タイタス・クロウ・サーガ」は既に完結済みで
「単なる翻訳待ち」と言う現状からすると、
この僕の感想は原著で読める人間からは「フヒヒwww」とか思われてるに相違ない。
 
原著か、原著の出番なのか。
 
あとヨグ-ソトースと対峙したくだりでニトロワの戒厳ED思い出して吹いた。
ごっつい関係ないと思いつつも「ニトロプラスならこれを(これも?)元にしたのではないか」という想像をしてしまう。