久々にこんなやる気出したよ

セブンスドラゴンが欲しい。
 
■はじめに
なぜいきなりこんなことを言い出すかと言うと、
去年TGS2008一般公開1日目に行ったにもかかわらず
あまりの混雑で全ゲームの試遊をスルーし物販コーナーでちょろっとお買い物*1して会場を出て三国志大戦にかまけ
翌日2日目はちょっと意気込んで小雨の降る中並んで会場に入ったにもかかわらず
一番の目的であったPSZEROに並んで試遊したらもう激混みで
やっぱり他のゲームを遊ぶ余裕なんかなかったからアキバをおさんぽして帰りましたという
そういう“わりとサムい”TGS2008を経験してしまったのである。あと帰りに新幹線の切符落としたり。
そんで、そのTGSで「遊べなかった」ゲームの中の一つが、このセブンスドラゴンだというわけです。だから気になってはいた。
ていうか今気づいたけどやってたことセガばっかじゃん。そしてセブンスドラゴンセガ。なんてことだ!
「俺たちはセガに狙われている!」 はいここ驚くところー。
 
セブンスドラゴンって?
一応ここで「セブンスドラゴン」について軽く紹介しようと思います。
セブンスドラゴン」と言うゲームは、「世界樹の迷宮」のディレクターの人が
なぜかセガの元で新作ゲームを作ることになっててんやわんや、という経緯で開発されたらしい。
まあ「誰が作ったか」を紹介しながらも、正直にいって「このゲームを作るに至った経緯」とかは
まるで知る気がなくわりと適当こいたので
ここで言った事が事実かどうかはこの記事を読んだみんなが個々で真相究明していただきたい。
 
とりあえず「セブンスドラゴン」がどういうゲームか? と言う問いについては、
(前述した「世界樹の迷宮」とおなじように)
「自分の好きなようにキャラメイクして『ヒャッハー冒険だー』とする」ゲーム、
とだけ覚えてもらえればそれでいい。大変に誤解を招く表現をしていますが、自分の解釈ではこうなっています。
そしてそういうゲームがしたい人にオススメ。のはず。
 
そしてそして、こう紹介したとおり、
もちろん自分も「自分の好きなようにキャラメイクして『ヒャッハー冒険だー』とする」つもりです。
が、万が一「そういうゲーム(の楽しみ方)は知らん!」と言い出してしまう“不幸な人”がいたときのために
「ぼくのかんがえたすごいせぶんすどらごん」をここにひけらかすことにしました。
当然ここに記すのは「俺はこれがいいんだ!」という感情の塊であり、ややもすると「中二病」のそしりをまぬがれず、
加えて「発売前の、情報の出切っていないゲーム」に対する妄想なのであるからして、
そりゃもう“超核熱級”にすごい危険な行為であることは疑いもないのだけど、
それでも「そういうゲーム(の楽しみ方)は知らん!」という不幸な人のために
自分はあえて、そう“あえて”「ぼくのかんがえたすごいせぶんすどらごん」をここに曝け出す!
 
最初から言ってしまえば「別に参考にしなくてもいいし」、「これ以降ずっとオタクの妄想が続く」ので、
「なにか悪い予感のする」人は、この辺で回れ右してもらってぜんぜん構いません。
ただ「この辺で回れ右」する人は、できればセブンスドラゴンの公式サイトは見てもらいたい。
内容を手っ取り早く知るにはそれがいいだろうから。
 
 
セブンスドラゴン http://dragon.sega.jp/
製品情報 http://dragon.sega.jp/start/index.html
 
 
■妄想するな? 俺はいやだぜ
さて勇敢にも「お前の妄想を覗いてやろう」と思った人に、一つ重大なお知らせがあります。
それはセブンスドラゴンは「1パーティのメンバーは4人まで」と言うシステムを持つということです。
まずはそれに従い、1パーティの最大構成単位である「4人分」のキャラ設定を固めていこうと思います。
ちなみに本来製品版ゲームでは何よりもまず始めに「ギルドネーム」とかを決める必要があるらしいのですが、
「はじめにキャラありき」と言うことで後回し。(というかここでは決めません)
 

“完全に外見だけで選んで”キャラ選別をした結果がこれ。戦侍魔姫。*2
ちなみにこれには公式サイトのパーティメーカーを使いました。
なぜ外見からなのか、と言う人も居るかもしれないけども、
このゲーム「職業=外見」になってしまうので、たとえば(古典的な)「全裸の忍者」とかはできません。
ので、「とりあえず自分にはどうしようもない所は最初に妥協する」と言う意味で好きな外見を決めました。
まあそもそも、こうやって「好きな外見のキャラでパーティを決める」というのはわりと一般的な楽しみ方な気がするけれど。
 
そして実際のゲーム内キャラメイクで必要な、「キャラネームの設定」にうつる。
一応ここはあくまで“例”としてなので、「外見と職業から名前をつける」と言う手法でつけます。
外見と職業は大雑把に言って、
「青髪のプリンセス」「肩を出した珍妙な格好のサムライ」「眼鏡をかけた金髪のメイジ」「でこまるだしのファイター」。
これらをそれぞれ略して「あおプリン」「かたサム」「めがねマゲ」「でこファイ」とする。
この命名に「愛がない!」とかいうかもしれないが、「そういう世界観だから」という『俺設定』があれば別に問題はない。
マゲが略なのかと思う人が居ると思いますが、Mageのローマ字読みということでご勘弁を。
ちなみに「キャラネーム5文字・ギルドネーム8文字」という制限がある上、どんな文字があるかわからなかったりするけど、
これを「ゲーム内では愛称でキャラ登録したけど、本名はクソ長い」という『俺設定』で解決するのはぜんぜんアリ。 …だよね?
 
 
これでゲーム本編を楽しむための4人のパーティメンバーは揃ってしまったため
“プログラムされた範囲の”セブンスドラゴンのストーリーを楽しむにあたってはまったく問題ないのだけども、
そこで普通にお城に突撃してクエストを貰いに行くようでは
「自分の好きなようにキャラメイクして『ヒャッハー冒険だー』とする」ゲームを
10分の1かそれ以下ぐらいしか楽しんではいない。
「想像の余地が残されている部分は思うさま想像するべき」なのだ。
 
つまるところ「年齢」とか「性格・口調」とか、そういう些細なところまで手を出すべき、というのが持論。
 
■更なる妄想
というわけで年齢設定を行います。
年齢設定、といってもぴんと来ない人がいるかもしれないが、要するにどこぞの漫画の
「カラダは子供、頭脳はオトナ」とかそういうアレである。人生経験と言うか。
これが現実に即してなかろうが即していようが、あくまでゲーム内の妄想だからなんら問題はない。
ただまあここはみんな人型キャラであるので、ほぼ外見どおりの年齢を設定しました。というわけで等号および不等号で示すと
 
としより かたサム>(干支の半周程度)>めがねマゲ>(成人の壁)>あおプリン=でこファイ こども
 
こう。もっと詳細に「あおプリンは10歳です!」とか決め付けちゃっていいかもしれないが、
今のところ明かされていないにせよ「ハントマンは15歳以上でないとなれません」という設定があったら怖いので
発売前である今の時点では詳細な年齢決定は保留。まあたぶんないけど、あったらマジで困る。
 
補足:
スルーしていたけど、セブンスドラゴンのキャラ絵では
なんか各職女性が獣耳がついていたり一部職の男性がエルフ耳だったりする。
が、この特徴を持つ種族は「ルシェ族」と呼ばれているらしい。
詳しいことは今のところ公式サイトには書いておらず、公式サイトのちびキャラTALKでその設定が多少垣間見えるのみ。
おおよそリアルでいう「肌の色の違い」に相当すると思われるが、そう考えると
キャラ絵がルシェ族でも「実はルシェ族ではなく、これはつけ耳です」という設定も恐らく大いにアリだ。ここではやらないけど。
 
 
さて年齢の次に「性格・口調」。
これは「どういうことを言うのか・するのか」ということになるけども、
短めのかけ合いをいくつか考えて、しっくり来るものを採用したり
一人ひとり「こう産まれてこう生活して」と考えていっても良い。
さまざまな方法が考えられ、さまざまな結論が得られるはず。
そして「キャラメイク」の中でも一番楽しいのがこの瞬間のはず。
一番楽しいものを「こうしろ」と楽しみを奪うのはみっともないと思うので、
「好きなように」考えればいいと思う。「ゲームの中なんだから自由」、である。
 
ただ自分の場合、わりとよく、「喋っているシーンを考える」という方法を取る。
 
あおプリンが「……死にたい」とか言い出すと
めがねマゲは「どうぞご自由に」と返すし
かたサムは「お前(めがねマゲ)はいつもそればっかな!」とか茶化すし、
でこファイが「そんな、適当に相手するのはやめてください!」と諌めて、「…しなないでくださいね?」とあおプリンを心配しだす。
 
……という調子。
そしてここで「なぜこんなことを言われてもあおプリンはパーティにいるのか」という疑問が出来るし、
それに対しての答えを考えることも出来て、その結果キャラの設定はより深まっていく。
答えになるようなものを即興で考えると、
 
こんなやりとりをしているけれど、この4人は深い友情と愛情によって繋がっている。
特にこのやりとりではめがねマゲがとても冷たく接しているように見えるけれど、
あおプリンがこのパーティにいる理由として、一番大きいのはめがねマゲのやさしさによるもの。
だからあおプリンはめがねマゲの言葉を「こういう言葉がたまたま出ただけなんだ」と納得していて怒る事はないし、
それをかたサムとでこファイも承知しているから、険悪な雰囲気にはならない。
 
こうなった。
これでおおよそ
「あおプリン」:根暗
「かたサム」:楽天
「めがねマゲ」:ツンデレ
「でこファイ」:委員長
というすごく大雑把な性格設定と、多少の口調の設定が出来上がった。
感覚重視なため、見たとおりひねりのないキャラができるのが欠点ともいえるが、「こういうふうにやってますよ」というだけなので。
 
そんで設定のたまり具合によっては、短いストーリーもたぶん書ける様になる。というか書いたので掲載。
最初に注意しておくと、長い。そして乱文。
 

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■あおプリンの旅立ちと、あおプリンがかたサム・めがねマゲに出会うまでのおはなし

あおプリンは、他のプリンセスたちと同じように、カザン共和国の生まれではなく、
“海のずっとずっと向こうにある島国”マレアイアからやってきました。

“大変なことになっている”祖国マレアイアのために、
親の“若干強烈な”プッシュによってカザン共和国の一番大きな街にやってきたのはいいものの、
人に物を尋ねるのにも弱気になってしまう、引っ込み思案(悪く言えば根暗)な性格とマレアイアには居らず、
そのために見慣れぬ“男”に気圧されてしまい、
自分を助けてくれる人を見つけることができませんでした。

そんなこんなで、カザンに来て結構な時間が過ぎてしまったわけですが、
その間にもあおプリンは“仲間”を見つけられていませんでした。
原因としてはやっぱり、引っ込み思案と男に対する免疫のなさの相乗効果です。
そして教養がないわけではなく、仲間の見つからない原因がわからないわけでもないあおプリンは
自分を責め始めます。――“国のために出てきたのに、こんな足踏みをしている私はダメなやつだ”と。

自分を責め続け、ほどなくして“悪く言えば根暗”から完全に“根暗”になったあおプリンですが、
仲間がいない以上、稼ぎを得ることが出来ません。
ハントマンとして登録をした以上、他の職業につくこともできないのですが、
昼は酒場で一杯だけの水を貰って喉を潤し、それからずっとその日寝る場所を求めてさまよい歩き、
また残飯を見かければそれを貪って飢えを凌ぐという、
浮浪者そのものの暮らしをすることで、一応“生き伸びる”ことだけはできたのです。

そんな暮らしを続けていたあおプリンに、あるとき一つの事件が起こりました。
みすぼらしい格好で日々を過ごさざるを得ないあおプリンでしたが、
どんな格好をしていようと、あおプリンは少女でした。
あおプリンがもし少年であれば、この事件は起こらなかったかもしれません。
すなわち、身を守る手段も持たないか弱い少女を狙い、
“口にするのも憚られる様なおぞましい感情”の犠牲にさせるような卑劣な悪党どもが、
まさにあおプリンの前に現れたのです。

そのときあおプリンの心境は、“ああ、私なんてどうなってもいいんじゃないのか”と
“根暗”を通り越して“卑屈”になっていましたし、悪党どもは当然目の前の“獲物”を
見過ごそうとするはずもありませんでしたから、
ややもすればあおプリンは悪党どもの餌食になっていたかもしれません。

「フレイム!」
ところが、悪党どもがあおプリンを裏路地に連れ込み
その毒牙をあおプリンにつき立てようとしたその瞬間、
その裏路地に女性の声が燐と響き渡り、同時に小さな炎が悪党どもの背中からほほを掠めて飛び抜けました。
あわてて振り向いた悪党たちの目と、半ば虚ろな目で自分の絶望的な運命を受け入れようとしていた
あおプリンの目に映ったものは、目立つマントを翻し仁王立ちする長い金髪の女性と、
眉間にしわを寄せ、眉を“へ”の字にした、肩を晒した奇抜な格好の男性でした。

「お前ら何を……と聞くまでもねえなこれは」
突如現れた男がそう言うと、「ええ、焼却処分ですね」と仁王立ちの女性が返しました。
先ほどの魔法と女性の言うことを関連付けて、自分たちのたどる運命に思い至った悪党どもが
そうはいくかと女性に襲い掛かろうとしましたが、傍に立っていた男性がついと女性の前に立つと
悪党どもはその場で立ち止まってしまいました。
「ああ、お前らは少しばかり賢明なようだな」男はそう言いました。「なら俺の言いたい事はわかるだろう」とも。
その言葉を聞くが早いか、悪党どもは脱兎の如く逃げ出しました。
それはもう、日が落ちてから暗くなるよりも早く。
「追わないの?」女が聞きますが、男は返事をせずあおプリンに近寄りました。
この娘が不憫だから、なんとかしなきゃならん――男の行動はそう言いたげでした。
それを見て、女はこう言いました。「あなたらしい。……ま、顔は覚えたし。」

逃げていった悪党よりも驚いていたのが、あおプリンでした。
何しろ自分は国のことをないがしろにし、自分が生きることだけに執着するみっともない“何か”だったからです。
そんな自分に対して、救いの手を差し伸べる人間が目の前に現れるなんて、想像すら出来なかったことでしょう。
いえ、実際あおプリンは、目の前に現れた男女二人組を
さっき逃げ出した悪党ども以上に“力”がある、自分を利用するために現れた“悪党”であると思いなおし、
さらに自分はみっともない“何か”だと思っているために、
悪党どもに身を捧げたと同じように、その身を男に投げ出しました。
しかしそんな姿を見て、男は突然笑いました。「いやいや、別に嬢ちゃんをどうこうしようというわけじゃない」と言いながら。
そして女性が言います、「こんなところじゃなんだから、ちょっと酒場で落ち着いて話す?」と。
ほどなく二人の好意的な提案は受け入れられました。――ただ、起こったことを素直に受け入れられないあおプリンが、
考える力もほとんど失い、もう首を縦に振ることぐらいしかできなかった、という理由なのですが。

「改めてはじめまして、私はめがねマゲ。こっちの男はかたサム。ハントマンをしてる」
「おう、よろしく」
酒場に着き、3人ともが席に座ると、あおプリンを助けた二人は、こう名乗りました。
もちろんあおプリンも自己紹介をするのが常識ですが、
長らく浮浪者暮らしをしており、会話してくれる人間もいなかったあおプリンは、
悲しいことに喋ることすらままなりませんでした。
「……あ………う……」
あおプリンは自分が声を出そうとしものの、声らしい声を出せなかったことに愕然としました。
自分と喋ってくれる人がおらず、喋る必要がなくなってしまったと、あおプリンの体が判断した結果でした。そしてあおプリンの、ほとんど呻き同然のこの“声”は、それを発した後のあおプリンの姿と相まって、
かたサムの口からこんな言葉を出させました。
「あー……いや、別に嬢ちゃんは無理しなくてもいいんだ。全部俺が勝手に喋る。
 だから、嬢ちゃんがよければちょっとだけ聞いて欲しい」
かたサムの“ちょっとだけ聞いて欲しい”という提案は、あおプリンには拒否する理由がありませんでした。
まず一番に、あおプリンには行くところがありません。そのため、酒場を出て行けばまた危険に出会うかもしれないのです。
そしてもう一つ、この二人がハントマンであり、“マレアイアのために”、自分を助けてくれるかもしれないと考えたからです。
「席を立たない……ってことは、聞いてくれるって解釈でいいのか? よし、じゃあ単刀直入に言うぜ」
あおプリンが席を立つつもりの無い事を察し、かたサムがまず結論だけを述べました。
“ハントマンとしてギルドに入ってくれないか”と。
かたサムがそう言った瞬間、かたサムの方を見ていためがねマゲが、少しだけいぶかしがる表情を見せた事に、あおプリンは気づきました。
が、めがねマゲはあおプリンの視線に気づくと、あおプリンの目をしっかり見つめて、にっこりと微笑みました。
かたサムはしきりに目の前の少女が自分たちとパーティを組むことのメリットを繰り返し説いていましたが、
あおプリンの耳にはまったく入っておらず、ただめがねマゲの目をじっと見つめ返していました。
 
「……とまあ、基本的に俺の一方的なわがままで、嬢ちゃんをパーティに加えたいわけだが、どうだ?」
自分の主張を思うさままくし立てて気の済んだかたサムがそう問うと、あおプリンはゆっくりと首を縦に振りました。
それを見たかたサムは、本当に嬉しそうに笑い、「困ってる子を助けられた!」みたいなことを大声で言いながら
自分の左に座るめがねマゲの背を、しきりにばしばしと叩きはじめました。
めがねマゲは背を叩かれて顔をしかめ、「痛い、やめろ、こら」と言いながらも、時折なにやら嬉しそうな表情も見せるのでした。
そしてあおプリンも、自分が仲間に加わるのを喜んでいる二人を目にすることで、
“私は生きていてもいいんだ”と思い、控えめとはいえ、笑うことが出来ました。
それはあおプリンの、“カザンに来て始めての笑み”でした。
 
 
「さて、そうと決まればハントマン登録に行くか」
かたサムがそう言うと、あおプリンはふるふると首を振ります。
あおプリンが喋らないので、かたサムにはその意図がわかりません。
「……いや、ハントマン登録しなきゃ街から出れないし、冒険はできん。
 嬢ちゃんがしたくない、とかではなくしなきゃならん」
あおプリンはこくこくとうなずきます。
「そうか、それは知ってるよな。じゃギルドに行こう」
かたサムがそう言うと、あおプリンはふるふると首を横に振ります。
「……ぬう。どうしたものか」
かたサムが困った顔をすると、あおプリンも困った顔をしました。
しかしそこで、めがねマゲがあおプリンに質問を始めました。
「質問。ギルドに行きたくない?」
あおプリンは首を横に振ります。
「ギルドに行きたくないわけじゃない、と。それじゃあ次の質問。パーティは組む?」
あおプリンはうなずきます。
「なるほどね。じゃ、次。うなずくか首を振るかで説明できない理由がある」
あおプリンはうなずきます。そしてかたサムが口を挟んできました。
「おい、俺にはまったくわからん!」
「次の質問で全部わかる」
めがねマゲはつれない返事です。そして、あおプリンに最後の質問を投げかけました。
「あなたはもうハントマン登録をしてるのね?」
あおプリンはこれまでより強く、そして二度頷きました。かたサムは「なんてこった、なるほどな」と呟きました。
 
 
こうして、後に世界のフロワロの多くを消滅させることになるパーティのうち、3人が揃ったのでした。
この話の少し後に最後の一人が加わるのですが、それはまた別のおはなし。

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おおよそ公式サイトで見られる世界観設定に従っていますが、
「浮浪者暮らし」と「ハントマン登録」、あと「世界を救う(文中では「世界のフロワロの多くを〜」)」という『俺設定』を持ち出しました。
特に後者は「俺のゲーム内のパーティ(予定)なんだから世界を救うのは規定事項」と言う発想による。
それ以外は本当に世界観設定に従ったつもりなものの、もしかしたら自分はすごい勘違いをしているかもしれない。
その場合発売後脳内修正、すごい勢いで。
 
 
最後に一つ。なんでキャラメイクをこんなに熱心にするのか、ということなんですが
それはひとえにセブンスドラゴンが「フリーシナリオ」というゲームシステムを採用するというのが原因になっています。
これは大雑把にいって「目標」だけが決まっていて、「過程」をどうするかは自由というシステムです。
そして「過程」をより楽しむために、エンディングを見るためだけにプレイするのではなく
「自分の動かしているキャラは、この世界をどう体験しているのか」といったことを想像しながらプレイする、というのが
「フリーシナリオ」をより楽しむための手段だと信じているからこそ、
きっかけの一歩となる「キャラメイク」で、想像の翼を羽ばたかせることを推奨しています。
 
うわあなんかすげえきざな言い方した気がする。
 
というわけで、自分はここまでに挙げた設定と、発売までにもう少し考えた設定とともに
セブンスドラゴンを遊ぶはずです。願わくば他の購入(予定)者もセブンスドラゴンを楽しめますように。
 
あ、セブンスドラゴンは2009年3月5日発売予定です。
説明が抜けた点が大量にあるので、興味がわいたら公式サイトを見ていただけると
たぶん開発者の人が喜びます。予約してキャンセルしなかったらもっと。
 
公式サイト http://dragon.sega.jp/
購入ガイド http://dragonblog.sega.jp/blog/guide.html

*1:主にはゲーム白書とか

*2:記事書き上げてから知りましたが職構成はディレクターの人がバランスチェックに使ってる構成と一緒みたいですねこれ、信じないかもしれないけど偶然です